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企業がノートPCを捨ててiPadに乗り換える本当の理由

9 4月

相変わらず、オフィスには紙が溢れている。

FAXやコピー機やレーザープリンタだけでなく、コピー用紙置場、トナー置場、シュレッダー、二度と見ないであろうファイルを置くキャビネットまでもがオフィスを狭くする。

一度、従業員一人当たりのコピーのカウンター料金を調べて欲しい。
従業員一人当たり月5000円を超えるなんて信じられない事が起こっているオフィスが存在する。

会議の準備では一度しか使わない資料作成のために、残業を余儀なくされ、また、会議が終わったら、シュレッダーにかけられる。この作業にもまた人件費がかさむ。
エコ問題とか言う以前に、あるいは、ホチキス、セロテープ、ペン、トナー代などの消耗品費以上に、
それを使う人間の生産性が問題なのである。

では、もし、オフィスから紙がなくなったら、ペーパーレスが実現できたらどうだろう?

コピー機もプリンタもシュレッダーもキャビネットもヒキダシさえもいらない、ペンやホチキスといった文房具もその作業にまつわる人件費もいらない、それどころか、パソコンもLANも内線電話も必要なく机と椅子とコンセントだけが置かれているオフィス。

人々はその日の仕事内容に応じて最適なデスクに座ればいい。

会議の時には、分厚い資料を抱えてくるのでは無くiPadだけを持ってくればいい。

iPadの画面に表示されるのは先月の数字では無く、リアルタイムな今日の数値だ。
会議前日の集計作業も必要無い。

そんな世界を実現できるのがiPadなのである。

アップルは、iPadを「ポストPC」つまり、パソコンにとって代わる商品と位置付けている。

実際は、パソコンでやっている仕事の一部と紙でやっている仕事のかなりの部分がiPadに置き換わる事になるだろう。

ただし、ただ単にiPadを買いさえすれば、すぐにペーパーレスが実現できるわけでは無い。
それなりの仕組みが必要になる。

それについては本ブログの他の記事も参考にしてほしい。

夢物語では無い。既に技術的には実現可能なのだ。

もし、出来ないとすれば、それは我々のマインドの問題のはずである。

大企業でも中小企業でも個人事業主でも、時間だけは全ての人に平等なのだ。つまり、規模の大小ではなく決断が早いところが勝つのだ。

さあ、今すぐペーパーレス化のメリットを算出しようではないか、
データをきちんと揃えても社内コンセンサスが得られないならば、私に30分話す時間をください。現在、東名阪と福岡をグルグルまわってます。
連絡先は
三池まで @mmiike FBはminori miike

新しいiPad73台が届いたので積んでみた。

3 4月

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新しいiPadが73台とどいたので、積んでみた。
そんでもって、箱から出して、設定してる姿が下の写真。
やっぱ、いいなぁ。

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本当は誰もが知っているSonyとAppleの運命をわけた決定的な出来事

2 4月

iPhone、iPadの成功は「アプリを提供する世界中のデベロッパー」を「App Storeに参加させる事が出来た事」によりもたらされた。
そしてそのApp Storeの成功はそれより前、iPodのiTunesがあったからだという事は誰もが知るところである。

そしてさらにiPodの登場以前にはウォークマンで世界を席巻していたのはSonyなんだから、Sonyにも時価総額世界一になるチャンスはあった。

ウォークマンもiPodも登場した時代背景は違えど、ともに当時の人々のライフスタイルまでも変えてしまう新しいカテゴリを創造した製品であった。
また、当時のSonyも現在のAppleにヒケをとらないほど、熱狂的な信者を世界中に獲得していたし、前身が東京通信工業というだけあってSonyもまた早くから携帯電話を作っていた。

では、何が両者のその後を分けたのか?

SonyもAppleもハードウェア以上にコンテンツが重要だと知っていた。
問題はどうやってコンテンツを揃えるか。
その手法は全く違っていた。

Sonyはレコード会社と映画会社を買った、あるいは作った。
(ソニー・ミュージックエンタテインメントの沿革についての詳細は、wikipedia等を参照して欲しい)
さらにはゲーム会社、金融会社と、あらゆるデジタルコンテンツのラインナップを増やしていった。
つまり、自前でコンテンツを揃えようとしたのである。

しかも、この投資は成功してしまった。

それが証拠に、今も本体が赤字で苦しむ中、デジタルコンテンツ部門は黒字である。

しかし、この成功が後の不幸の始まりだったのである。

その理由をあげる前に、Appleについても歴史を振り返ってみよう。

AppleはマウスにしてもマルチウインドウにしてもMicrosoftより常に先に素晴らしい製品を世に出していた。
それができたのは、ハードからソフトまで、全て自前で開発していたからだ。
しかし、ハードやアプリを作ってくれる世界中のデベロッパーを味方につけたMicrosoftに負けた。

ジョブズもコンテンツの重要性を知っていた。いや、思い知らされていた。
そして学んだ。誰を味方にすべきかを。

デベロッパーはMicrosoftがおさえている。
ジョブズはクリエイターやアーチストを獲得しにいった。
そしてiTunesにSony以外のコンテンツホルダーを参加させることに成功した。
iTunesを使って、自身が取締役を勤めるディズニーのライバル会社達の収益を改善してみせた姿は、自前コンテンツにこだわったSonyとは対象的だった。

デベロッパー達に自分達の作品を世に出す場を提供するためiTunesをApp Storeに進化させた。

単に開発環境を提供したにとどまっていたMicrosoftの上をいき、流通まで面倒みようというわけた。

世界を変えるには自分ひとりでは出来ない。

自分の利益より先にみんなの利益を考える。
それがやがて時価総額世界一の企業をつくる事になる。

学ぶべきは我々ひとりひとりかもしれない。

【iPadを仕事で使う】今すぐPCからMacに変えるべき5つの理由

21 2月

『まんまとAppleの戦略に乗せられてるよ』と言われようと、もう気にしない。

そもそも、これまでだって、散々Microsoftの戦略に乗らされてきたわけだし、
その事で、良かったこともいっぱいあったわけだし。

第一、iPhone持ちつつAndroidタブレットとPC持つほうが、不自然なんだ。
ごはんのおかずがクリームシチューとキムチみたいな感じ。

で、Windows一筋30年(正確には30年前はDOSだけど)のこの僕がMacに変わりそろそろ1年。

Brave New World!(素晴らしい新世界)

やっぱり、iPhoneやiPadを使っているならMacにすべきなのだ。

以下に理由をあげる。

1)そもそもMacにWindowsも入れられるので、1台で両方のOSを使える。
   色々な方法があるが、VMWare Fusion(4,980円)が凄い。
   例えば、ファイル名で検索すると、MacのファイルとWindowsのファイルが同時にリストされる。
   Macなのにエクセルを選択すると、勝手にWindowsの小画面に飛び(WindowsのWindow?)エクセルが立ち上がる。
   マックのサブウインドウの中だけWindowsのイメージなので、もう、どっちのOSにいるのか、わからないくらい
   2つの世界をシームレスに行き交う事ができる。What a wonderful world!

2)例えば名刺読み取りアプリでもiCloudが使える。
   Apple純正のソフトだけでなく、最近は、例えば、
   Camcardという名刺読み取りアプリをiPhoneに入れておき、カメラで名刺を撮影。自動OCR後、若干の誤認識を
   手直して保存。それだけで、後は、自動的にiCloud経由でMacとiPadの標準の連絡帳に同期されている。
   今、iPhoneから取り込んだ名刺にあったメルアドが、USBもつないでないのに1秒後に
   macでメールを打つ宛先候補に出てくるよ。当たり前だけど、感動!

3)Officeドキュメントを扱うのにPCは要らない。
   「別にWindowsにこだわってるつもりは無いよ。だけどOfficeドキュメントの資産があるからな』
   という言葉を、とてもよく聞く。
   実際に、僕も、MacにVMware入れてWindowsを入れた。Officeを入れたいために。
   だが、現在の僕のMacのWidowsには(ややこしい)、なんとOfficeは入っていない。
   断っておくが、Officeを持っていないのではなく、あまりに使わないのでアンインストールしたのである。
   そのかわり、AppleのNumbers、Keynote、Pagesと、念のためLibreOfficeという無料のオープンOfficeソフトを入れている。

   これで充分というレベルでは無く、明らかに、このほうがいい。

   実は、これには背景があって、社内で共有する文書はなるべくGoogle Docsに移行しているのだ。
   というわけで新しい社内のデータはGoogle Docsの比率が高くなってきている。
   結果、Office文書の必要性は社外とのやりとりで、という事になる。
   エクセルやワードをメールで社外の人から受け取った時の処理の仕方の選択肢は、受け取った状況にもよるが、5つある。
   簡単な内容ならiPhoneでGoodReaderかなにかで読み、返信する。
   ファイル添付が無いメールは8割、Officeドキュメントが添付されているメールの5割はiPhoneだけで処理をしていると思う。
   移動中や昼休みにメールを処理するのが効率がいいからどうしてもそうなるし、相手に対して早く返信できる。
   これがひとつ目の選択肢。

   じっくりと読まないといけないドキュメントの場合で、かつ、社外にいる場合はiPadで開ける。
   この場合はエクセルならNumbersで、パワーポイントならKeynoteで開く事がおおい。
   なぜなら、これが一番見やすいし、すぐ手直しもできるし、手直し後にまた、元のファイル形式に変換して
   メールに添付して返信できるから。これが2つ目の選択肢。

   Macで添付ファイルがあるメールを処理する場合はLibreOfficeで開ける。第三の選択肢。
   たまに文字化けするものがあるので、その場合はNumbersやKeynoteで開ける。第四の選択肢。
   その中で社内で共有するものはGoogle Docsにアップする。これが第五。

   どうやっても、6つ目の選択肢である(Mac上の)WindowsのOfficeでしか処理できないケースに遭遇しない。
   だから、僕はアンインストールしただけで、せっかくMacにWindowsを入れてるのだからOfficeも入れておけばいいだけ。
   そうすればパワポのレイアウトズレも心配ない。

4)まもなくMac X Mountain Lionが出る
   ますますiCloudになる(これまではiPhoneとiPadだけ自動で、MacはiCloud.comへアクセスしなければならなかった)
   DropboxもEvernoteも要らなくなると思うよ。まじで。

5)これ以上、Windows Phoneを待てない、かと言ってChromePCには切り替えられない。
   Microsoftのやりたい事はわかった。携帯からタブレット、PCまで、Windows8のあのタイルにしたいんだろう。
   確かに、3年後にそうなっている可能性も、あるかもしれない。
   だったらそれは、3年後に再検討するよ。
   3年間、全てが揃うまで、待ち続けるわけにはいかない。だって、もう5年待ったんだもの。
    (5年前はSilverlightが次のWindowsPhoneに乗るって言ってたよね)

僕はアップルの関係者でもなんでもない。(もちろん今、流行のステマでも無い)
むしろGoogle Appsの代理店だし、創業以来マイクロソフトで開発してきた会社の従業員である。

3年は大げさかもしれないけど、少なくとも、むこう2年は、iPhone+iPad+Macで揃えたほうがいい。

そこから先は、誰にもわからない。また2年後に考えればいいではないか。

さっさと行動しよう。

三池(@mmiike3)
   

【iPadを仕事で使う】アプリTOP10と取り組みたい5つの事

19 1月

なぜ、今回のテーマが『iPadを仕事で使う』なのかについて、まずご説明します。

<僕は>1年前に電子書籍に夢を膨らまし、ジョブズのプレゼンやAppleのCMで舞い上がり、Windows一筋の信条に見切りをつけ、iPhoneとiPadとMacBookProをほぼ同時に手に入れ、自分だけでなく、嫁と83になる母親と離婚して今は別姓になってしまった2人の息子にiPadをプレゼントし、アプリを200本試した。さらに職場の同僚3人をそそのかしてiPadを買わせ、さらに会社に提案して合計80台のiPadを買っていただき、職場にiMacを3台、Mac mini を3台、iPadアプリ技術者を5人作っていただき、アプリを3プロダクツ開発させていただきました。

で、やっと気がついたのです。(遅っ!)

『iPadは仕事でガッツリ使わないと、やがて使わなくなる』

逆に言うと『iPadは仕事でガッツリ使えれば・・・とてつも無い武器になる』と。

なぜなら、
<僕は>iPhoneとiPadの両方を持っている。
メールはもちろん、RSSや電子書籍なども大抵の事はiPhoneでできてしまう。電車の中やちょっとした空き時間ではやっぱりiPhoneなのだ。
ところが、仕事でガッツリ使うとしたら、やはりiPadに軍配が上がる。
プレゼンで威力を発揮するし、ノートPCを持ち歩かなくていいし、親指フリックでは無くフルキーボードで資料も作れるから。
つまり、iPadは仕事で使わないと意味ないし、仕事で使わなくていいならiPhoneで充分だったりするんです。

この事に気がついてからは、「いかにして仕事でガッツリiPadを使う状況を作るか」が僕のテーマになったのです。

で、ここからが本題です。

でもですね、仕事でガッツリ使うためには
⑴iPadならではというアプリをそこそこの数、集めること。
⑵周りを巻き込むこと。
の2つの事をきちんとやる必要がある、というのが現時点での私の結論なのです。

それでは、順に説明していきます。

まずは
「僕が仕事でつかうアプリ TOP10」ランキング
(言わずもがなですが、あくまで、個人の感想ですので、あしからず。)

<仕事で使うアプリTOP10>
「iPadらしさ度」
「実際に仕事で使う頻度」
の2つが選定基準です。

1位:WebOffline
その名の通り、特定のサイトをオフラインでiPadにダウンロードして持ち歩くためのアプリ。
客先で何かのサイトをプレゼンするのだが、たまたま電波状況が悪くて画面遷移のたびに、「えー、で、次にお見せするのがですね…」などとつないでたら、画面が切り替わった頃には、ほとんど説明が終わってて、画面見てもう一回話さざるをえなくなり、時間がおして結局最後までいかずに終了。なんて経験のある人は必須です。
オフラインだから、画面遷移がサクサク過ぎて「あ、実際はここまで速く無いです」などと、変な言い訳をしないといけないくらい早い。

2位:SoundNote
ノートを取りながらボイスレコードできるアプリ。
凄いのは、入力したテキストがインデックスにもなっていて、文字をタップすると、その文字を入力したタイミングの録音が再生されるという(たかた社長風)。
インタビューの時に、入力が追いつかず、後で自分が入力した文章の意味がわからないけど、ボイスレコードを全部聞きなおすほど暇じゃ無い、そこだけ聞きたいのに、という人にオススメ。
ちなみに、録音がいらないケースでのノートアプリは、以前は色々なアドオンが充実しているDraftPadを使ってたけど、iCloudになってからは標準のメモアプリを使ってます。出かけるギリギリまで入力してて、続きは電車の中でiPhoneで、、、なんて時に、いちいち同期とかメールとか無理なので、勝手に同期してくれてメールもしてくれるiCloudに自然になっちゃいました。

3位:GoodReader
これは定番なので説明不要でしょうか。メールで送られてきたファイルがZIP化されている時に、UNZIPするのに使ってます。PDFはAdobeReaderより改ページができる分だけ見やすかったりする。以前はWord、Excel、Powerpointもこれで閲覧してました。(最近は以下の4位〜6位のアプリでそれぞれ閲覧してます)必須という意味で3位ですが、徐々に順位は下がるはず(理由は9位で)

4位:Keynote
プレゼンはやっぱりKeynote。
iPhoneのKeynote Remoteを使えばコントローラになるので、演台から離れてページ送り出来るしね。それに、iPadのKeynoteは普通に資料作成が出来る。iPhone版も追加料金無しで使えるので入れてはいるけど、同期も出来るけど、やっぱ僕は使わない。だって字が小さ過ぎるんだもん。また、メール添付されたパワーポイント文章は読めるので閲覧に使う頻度も結構多い。パワーポイント形式で誰かに渡す必要がある時はiCloud経由で一旦Macに。Mac版はPPT書き出しができる。レイアウト崩れも心配だけど、PPTで渡す必要がある時って、例えば相手が元々パワポで作っていて、僕のページを差し込むような場合が多いので、どうせ差し込み先のデザインに修正してもらうから、あまり気にならないし、レイアウト崩れが許されない場合はそもそもPDFにする。(でも、みんながKeynote持ってたらこんな事しなくていいのにね)。AirPlay対応プリンタがあればiPadからの印刷も楽。ちなみに、プロジェクタにつなぐアダプタはHDMI用が3980円、VGA用が2980円。古いプロジェクタにはHDMI端子が無いのでVGA用で充分です。

5位:Numbers
エクセルの閲覧は今のところコレ。1枚のキャンバスに複数のスプレッドシートをレイアウトできるので、エクセルのように、別の表が縦に並んだ時に、つまらないセル結合に時間を取られる事が無い。これは生産性がぐっと上がる。ただし、iPadのNumbersは編集はしにくい。ちょこっとデータを修正する程度なら問題ないけど。それでも、5位なのは、やっぱエクセルは使用頻度が高いから。ちなみにNumbersのiPhone版は使える。だって字が大きいんだもん。可能ならMacと一緒に使って欲しい、Numbersの凄さを体感するのはMac。編集をMacで出来るなら、iPadのNumbersの価値は10倍になる。

6位:Pages
Word文章を読み、編集し、Word形式で書き出せる。同期するのでiPhoneでも普通に使える。それでも6位なのは、使用頻度が低いから。低いというのは、KeynoteやNumbersに比べれば、というだけで、紙でのアウトプットが必要な場合はコレ。でも、【せっかくiPadをガッツリ仕事で使うわけだからペーパーレスにしたい】と無意識のうちにこの素晴らしいアプリの使用頻度が下がっているという感はある。余談だけどiPadからプリントアウトするならAirPrint対応のプリンタが便利なんだけど持ってない。と思ったら、なんとapple storeからMacを買うと、タダでプリンタがついてくるので、オススメ。

7位:Evernote
ご存知ノートクラウド。使い方としては、クリップしておきたいサイトを見つけたらEvernoteにスクラップしておいて後で見るパターンが一番多いかな。iOS5になってsafariにもリーディングリストがついたから、Evernoteに保存するのは、本当に保存版として置いておきたいものだけになってきた。されどEvernote。iPhone版よりもiPad版のほうが使いやすいと思うので7位。クリップの順番は
1)iPhoneのRSSリーダーでチェック
2)内容によって、
・皆に教えたいもの「はてなブックマーク」(Twitter,facebook,mixiチェックに自動連動)
・自分だけで後で読む「Safariリーディングリスト」か「Read it Later」
・自分だけかつ保存版「evernote」
3)iPadのevernoteでゆっくり見る。
というフローです。
ちなみに、iPhoneのRSSアプリはReederが定番ですが、僕は今はSiteViewerを使ってます。Wifi時にどばーっと落としておいて、隙間時間にオフラインでささっとチェックする使い方にハマってるからです。

8位:Puffin
Flashが動くブラウザの定番。どうしてもiPadでFlashサイトを見ないといけない時だけ使う。
仕事以外でも、例えば映画館の座席予約とかFlashじゃ無いとダメだったりするけど、
それだけのためにPC立ち上げるのもバカバカしいので、iPadでやったりする時にも使います。
あー早くHTML5が標準になんないかな・・・。

9位:Connect
Google ドキュメントを閲覧するアプリ。これのお陰でDropboxとかも使わなくなったし、GoodReaderの使用頻度も減った。要するに元ファイルをOfficeからGoogleドキュメントに変えてしまえれば、このアプリの順位が上がりGoodReaderの順位が下がるはず。ただ、閲覧には支障ないけど、編集は不十分。どうしてもオンラインだと遅くなるのです。

10位:
FMCcrm
これは、ウチで開発した顧客管理アプリなのでちょっとランキングに入れるのは反則。でも、これが無いと「iPadで仕事をガッツリする」ことができないので、あえてランクインです。(ちなみにApple Storeでは売ってません)
これに限らず、受注が仕事の人は在庫管理システムとか、経営者は財務分析システムとか何かしら本業をiPadでやるためには、市販のアプリだけでなく、自社システムと連動する仕組みを持っておいたほうがいいです。これについては、後で少し解説します。

では、次のテーマ。
アプリを入れただけでは、【iPadを仕事でガッツリ使う】という状況は達成できない。

では、どうすればいいか?

<仕事でガッツリiPadを使うために取り組みたいこと>
1)まずは周りを巻き込む。
2)iPhoneやMacも導入する。
3)セキュリティ(足元をすくわれないように)
4)メールとOffice文書をどうするか決める。
5)自社の基幹システムとどう接続するか決める。

いきなりハードルが上がったように感じるかもしれないけど、ひとつひとつ取り組んでいけば意外とすんなりいく。
まあ「案ずるより生むが易し」でやってみてほしいのです。

なぜ、そんな事が言えるのか?

だって、あなたがやらなくても、3年以内に必ず誰かがやるから。

なぜなら『企業のPCが全てWindows8になるとは、どうしても思えない』事とGoogle Appsの導入企業が増えていることと、それを裏付けるかのように、世界規模ではIE8のシェアをChrome15が抜いて首位が交代したという昨年末の衝撃的なニュース。
これで、もし、OfficeのiPad版がリリースされたら、企業のPCはiPadにリプレースされることが決定的になる。

つまり、今は無理だとおもっていることでも、遅かれ早かれそうなることを、自社に提案するわけだから、いずれは受け入れられるはずなのです。
というわけで、ぜひともがんばってほしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

iPad業務活用(5):自社にiPadを導入する前にまずチェックしてほしい5つのポイント

12 1月

約30年前、PCが企業に導入され始めた頃は、今のような1人1台なんて状況では無く、事務所に1台という状況からスタートしたと思う。当然そのような導入のされ方では、PCの活用方法もそれなりになってしまうわけで、確か当時はワープロ程度にしか活用できていなかったと思う。
(私が社会人になった1984年に松というワープロソフトが日経最優秀賞を受賞して話題になった)

同じようにiPadを本格的に導入するために、少なくとも社外で活動する社員には1人1台に配布したい。そうしないと、導入効果も限定的になってしまう。

さて、自社にiPadを導入する前に、ぜひ、以下の5つのポイントをチェックしてほしい。

1)『本来あるべき姿』を理想や夢でもかまわないので文章にする。
例えば『営業担当の事務処理時間を減らし、営業活動やクリエイティブな時間を増やしたい』とか、『お客様と商談中にリアルタイムで在庫状況が確認したい』とか『こうなればいいのにな』という理想を、実現できるかどうかは一旦度外視して、まずは整理し関係各位で共有してほしい。
私の経験でも、ある担当は『ペーパレスを目的にしていた』のに、別の担当は『直帰率の向上を目指していた』というような事がままある。
『どうせ無理な事言ってもしかたが無いから、初めから現実的なセンで』などと、最終目的を曖昧にしたままスタートすると、途中で『何のためにやっているか分からなくなり』必ずプロジェクトが破綻する。なぜなら、たかがiPadでも、それくらい業務フローを変えるという事は負担がかかるものだからだ。新しい仕組みを導入してもうまく業務にのらない事例に、導入後の新しい業務フローのイメージについてコンセンサスが得られていない場合がある。
せっかく新しい端末を入れても、『なんとか昔のやり方に戻そう』と各担当が動き出すという笑えない笑い話が現実に起こる。

2)現状とのギャップの明確化(今と理想を比べて、その差を文章にする)
『今現在、どこまで実現できていて、何が実現できていないのか』を明確にする。ここでのポイントは、『何ができていないか』では無く『現在、どこまで実現できているか』のほう。
なぜなら、今ある仕組みを最大限に活用しつつ、より低コストで新しい仕組みを導入しなければならないからである。
また、システムで実現できているかどうかが問題なわけでは無いので、例えば『紙の台帳でこんな管理が実現できている』という事ならそれでいいわけである。要は現状を明確にした上で、ギャップを明確にする事が重要なのである。

3)既にあるデータとこれから作るデータ
上のステップに関連するが、どういうデータがあって、どういうデータが無いのか、以外と共有できていない場合がある。ここまで終われば、要件定義での間違いはかなり減らせるはずである。

4)導入後の業務フロー
新しい仕組みを導入してもうまく業務にのらない事例に、導入後の新しい業務フローのイメージについてコンセンサスが得られていない場合がある。
1)でも触れたが、せっかく新しい端末を入れても、『なんとか昔のやり方に戻そう』と各担当が動き出すという笑えない笑い話が現実に起こる。
経営者は投資以上の効果を期待して、高いコストをかけてiPadを導入するのだから。

5)品質・性能要求とセキュリティ要求
「非機能要件」などとも言うが、ユーザ部門からは要望としては上がってこないものの、確実に見積額が大きく変わる要因となるものとして、これらのものがある。例えば、『24時間オンライン稼働でないといけない』とか『サーバーへの応答速度は3秒以内』とかいう類いのものである。これについては専門家にご相談される事をオススメします。

上記の5つが明確になっていれば、間違いなく要件が定義できるし、悪くても見積もりが出せる。また、そこまでできれば費用対効果が検討できるので、どれくらいの投資に対して、どの程度の利益貢献ができるかが見積もれる。
逆に言うと、上記の5つが曖昧だと、見積もりも曖昧なものしか作れないし、そうなると、それらの投資に対する効果が読めないので、いつまでたっても導入はできない。というわけである。

三池(@mmiike3)

iPad業務活用(4):タブレット端末をシンクライアント端末に採用する前に考慮すべき事

4 1月

【iPadの利点をそこなうシンクライアント】
iPadの利点はなんと言っても起動時間が早いこと。ノートPCと違って、これは外出先では威力を発揮します。
しかもバッテリーの持ちがいい。当然、ポストPCとして、在庫管理や顧客管理、施設管理など様々なシステムの端末として使いたくなるのが自然の流れだと思います。
一方でシンクライアントの普及がすすむ中、『iPadのようなタブレット端末をシンクライアントの端末として使えないか』という検討をされている企業も多いのでは無いかと思います。
我が社でも同様の背景の中、本プロジェクトがはじまり、結果として、アプリ開発という全く違う形になりました。
その試行錯誤を振り返り、改めてレポートさせていただきます。

1)通信環境
社内LANでシステムを構築している時と違って、iPadのようなタブレット端末の場合はWifiか3GかLTE(Xi)で通信環境を構築する事になりますので、通信速度が有線LANと比べて、どの程度遅くなるのか、実際に様々な機器で調査しました。構内のみで使用するシステムであれば、Wifiが使えますが、今回は社外の、しかも地方での使用を考慮しなければいけなかったため、Wifiルータや3GタイプのiPadをあちこちに持っていって実測しました。結果として、現状ではまだ3Gを前提としなければならない場合が多い事がわかりました。『3Gでも業務に支障無く動くこと』が一つ目の課題となりました。

2)リモートデスクトップ
『リモートデスクトップであれば、通信の速度はあまり気にならないのではないか』という仮説のもと、さまざまな製品を試しました。けれども、これには大きな落とし穴がありました。確かにデモ程度の利用であれば、なんとか動くように思えます。しかし、実際に使ってみると、すぐにその不便さに気がつきます。iPadからリモートデスクトップでWindowsにアクセスしても、もともとマウスを前提としているUIのため、タブレットでの操作に適していないのです。しかたなくソフトマウスを使う事になるのですが、確かに使える事は使えますが、そこまで苦労するなら、そもそも何の為にタブレットにしたのか、タブレット端末の操作性を殺してまでリモートデスクトップを使う意味が見いだせなくなってしまいました。

3)VPNでWebシステムに接続
そこで、次に、VPNでWebシステムに接続する事を考えました。これだと元々IE用に作っていた社内システムをSafariに対応するだけでいいので、比較的簡単にシステムを構築できそうだったからです。マルチウインドウにならない部分だけ書き換えてやればいいわけです。ところが、今度はリモートデスクトップと違って、通信データが格段に大きくなり、iPadのブラウザ側でレンダリングしないといけないため、ページを切り替えるまでに時間がかかりすぎてしまいました。また、電車内での使用など、通信状況も常に安定している状況では無いため、そもそもWebシステムの端末として3Gに頼るのはリスクが大きい事がわかりました。

3)iPadアプリ
結局、最後にiPadアプリを検討する事になりました。操作性は格段によくなりますので、タブレット端末を導入した意味が感じられます。常に通信しなくてもiPad内にデータを貯めておき、通信状態がいい時にサーバーと同期を取ればいいので、本来のタブレットの良さが引き出せます。ただ、これだとどうしてもセキュリティが気になります。せっかくシンクライアントで端末側にデータを置かないようにしたのにアプリだと端末にデータを置く事になってしまいセキュリティが弱まってしまいます。しかも、社内だけでなく、社外のどこに持っていくかわからない端末ですから、リスクが余計大きくなります。もちろんMDMを導入してリモートでワイプやロックができる状態にしていますが、やはり不安は完全には払拭できません。

4)結論
結局、iPadアプリでのデータは一時的に暗号化して保存しておき、サーバー同期後に速やかに削除する事にしました。通信速度についてはhttpを使わずにWebSocketを使う事で、非同期通信とし画面更新を早める対策をしました。この事でWebサーバーを立てなくていいので外部からの攻撃に対しても、ある程度の堅牢性を保てる結果となりました。

単なる電子カタログや電子マニュアルでは無く、今後、本格的に企業が自社システムと連携したiPadの活用を検討する時に、同様の試行錯誤をされる企業も多いと思います。少しでも参考にしていただければ幸いです。

三池(@mmiike3)

Google AppsとiPadは互いに補完させるのが「あるべき姿」ではないか?

26 12月

いきなり話は横道にそれるのだが、

以前いた会社で「あるべき姿」という言葉を、しつこいぐらい教えてもらった。
そのせいなのか、今でも私の中にこの「あるべき姿」という言葉がしみ込んでいるのかもしれない。
ここで言う「あるべき姿」とは、「一時的な対応ではなく、理想とする、本来あるべき姿をまず先にイメージした上で、現実的な対応を考えるというステップを踏まなければダメだ」という意味だと私は理解している。

例えば、クライアント様が「こうしてくれ」と、ある要件を言われた、ところがその通りにやると実は「クライアントの望まない結果になる」という事がわかっているような場合は当然、「まずい事が起こります」と進言するのが誠実な姿勢だとは思っていたのだが、
「クライアントの望む結果にはなるにはなるのだが、さらにそれが原因で、別のもっと大きなまずい事が起こる」ようなケースであっても
「「あるべき姿」をきちんと自分の頭の中には描いた上で、現実と照らし合わせて対応しなさい」
というのが私が教えてもらった事だった。

で、本題である。

当たり前だが、Google Appsはクラウドである。GmailだけでなくSpreadSheetやサイトやカレンダーや連絡先はすごく便利で私自身とても助かっている。
一方、iPadはやはりネイティブアプリがベースで、その上でのiCloudである。安易にHTML5で組めばいいかというと、回線速度に依存しすぎるシステムではやはりiPadの良さは半減する。将来的にはHTML5のローカルストレージやキャッシュも魅力的ではあるが、企業内システムとしては、Webシステムの場合ブラウザのバージョンアップを制限しなければならないような状況であり、コントロール下に置くという意味でもやはりiPadの基本はアプリとなるだろう。

さて、ここからが本題。

ここ何年かは、企業システムは『Webで組む』のが当たり前だった。いろいろ理由はあるだろう。
・クライアントソフトの配布が面倒。
・ブラウザ、わざわざ自分で画面を作るのがバカらしくなった。
・Tabキーで移動する事に対して文句を言うユーザが減ってきた。

ところが、Flashの普及やGoogleがjavascriptを使ってUIの改善を披露してみせた事で、
結局は、企業内システムでもかつてクラサバでやっていたUIの開発工数がかかるようになってきた。
一方、クラウドの浸透はWebシステムでは無く、TwitterやFacebookのEvernoteのスマホアプリによってもたらされた。
ポイントはアプリ側のデータとクラウド側のデータの『同期』という名の通信である。

『同期』はユーザにWebシステムのような応答速度のストレスを感じさせない。
特に回線速度の遅いモバイル環境下では、この『クラウド同期型アプリ』が
ますます今後の主流になっていくとみられる。

さて、ここで問題となるのが『シンクライアント』である。

『BCP対策』をキーワードにSI屋さんは『シンクライアント』を売り込もうとしている。
あるいは『リモートデスクトップ』である。

それはそれでいいとして、今後ポストPCとしてiPadを考えた時には、やはりしっかりとセキュリティを確保した上で、一時的でもiPad側にデータを持つ『クラウド同期型アプリ』である必要があると思う。

第一、真剣にBCPを考えるなら、非常時の回線ダウンをも想定するわけだからシンクライアントだけでは無理だと思うのだが、どうだろう。

結論として、Google AppsというクラウドとiPadアプリは相互に補完させ、『クラウド同期型アプリ』にするべきだと思う。
幸いにもGoogle はAPIを公開しているので、それを活用すればiPadアプリが作れるわけだ。
GoogleとAppleが今後どういう関係になっていくのか、多少気にはなるが、少なくとも両者は補完しあわなければ、Facebookに対抗する事すらできなくなる可能性もあるという状況下で、いつ迄も喧嘩している暇は無いはず。
従って、あと2年は企業システムに関してはこのソリューションがベストのはずである。

iPad業務活用(3):iPadを「ただのデカイiPhone」で終わらせていいのか?

20 12月

今日、うちの常務がセミナーの講師だったので、ちょこっと見に行ってきました。
そこで、ジョブスが生きていた頃に作られたiPadの導入事例ビデオを久しぶりに見ました。
ハイアットとどこかの医療機関の導入事例でした。
近未来を予言するようなこのビデオを初めて見たとき「世の中のほとんどのPCはタブレット端末に置き換わるぞ」とすごくワクワクしたのを思い出しました。
あれから1年以上が経過して現実の世の中はどうなったのか?どの程度現実になったのか?
気のせいかもしれませんが、相変わらず聞こえてくるのは電子カタログや電子マニュアル、ファイル共有どまりの利用法ばかりな気がしていますし、それどころか私の回りにも「iPadをどう利用していいものか持て余している人」がポツポツ出現しているような気がしています。

「おかしい、僕の見た未来はこんなんじゃ無かった。僕はあの時、確かにジョブズからクリアなメッセージを受け取ったはずだ。頭をトンカチで殴られたような衝撃を受けたからこそ志願して関連会社に異動までさせてもらったのに・・・、な、なんか違う」

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話は1週間前にさかのぼります。
ウチの会社がiPadを扱えるようになった事もあり、先日、家内と母親にそれぞれiPadをプレゼントしました。
母親は83歳。でも、iPadを触り始めたら止まりませんでした。カメラやらゲームやら、もちろんスムーズにはいきませんが、つっかえつっかえ、取りつかれたようにずーっとやっているのです。
ところが、家内のほうはというと、意外にも触ってから数分間で一旦iPadを置き、そして考え込みました「はて、何に使えばいいんだろう」と。
1年以上iPhoneを使っている家内にしてみれば、初期状態でアプリが入っていないiPadは「ただのデカイiPhone」でしか無かったのです。
毎日、仕事でiPadを使っていて、いつも便利だと家内に言ってきた手前、これには正直かなり焦りました。
焦った僕は「電子書籍はこうで、ビデオはこうで」といかに便利かを説明しようとしました。
で、初めて気がついたのです。
「自分は仕事で使っているので気づかなかったけど、iPadは仕事で使わないなら意味が無いんじゃないか。日常生活や個人レベルではiPhoneで十分なのかもしれない。仕事で、しかも組織全体で使ってはじめて本当に意味があるんだ」と。
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確かに単体でも使いようはあるし、iPhoneと両方持っていたりMacを持っていたら、それこそiCloud経由ですごく便利なのは私も実感してます。

でもですね。僕の見た近未来の映像は(ジョブズから受け取ったメッセージは・・・まぁ勝手に言ってるだけですが)そんなもんじゃ無いんです。
iPadだけで商談したりコンサルしたり顧客対応したり会社中の人間がリアルタイムに情報共有したりと・・・エンジニアの開発は別としても、PCなんていらない世界が来るはずなんです。

「誰が悪いんだ?遅い回線しか用意できないキャリアが悪いのか?訴訟ばかりしているメーカーが悪いのか?」

そうじゃ無いと私は思います。せっかくの千載一遇のチャンスに顧客に明確なソリューションを示さない我々エンジニアの責任だと、私は思います。
回線が遅いなら、その遅い回線でもサクサク動くものを作ればいいんです。スピードが2倍の回線を待っていても、その頃にはトラフィッックが4倍になっているに決まっているんです。HTML5の標準化を待っていても年を取るだけです。javascriptエンジンが早いブラウザを待っていても、やりたい事も変わるんです。Androidのセキュリティ向上を待っている間に・・・、全ての条件が揃うまでに2年くらいスグにたってしまいます。ブラウザに頼らず、回線に頼らず、ライブラリに頼らず、今ある技術を組み合わせるだけで十分実現できるはずだ・・・・と思ったのが1年前です。

ある意味「思い」だけで、めちゃめちゃ「人」「もの」「カネ」を投入し(投入させていただき)やっとリリースまでこぎつけました。
(詳細は前回をご参照ください)

好きにやらせていただいた経営陣の皆様には、もう感謝の言葉しかありません。
我々でもここまで出来たのですから、優秀なエンジニアの皆さんとなら、さらにいろんな事ができるはずです。
ぜひ、コラボしましょう!ご連絡お待ちしております。
いや、コラボじゃ無くてもいいです。それぞれがやりましょう!イメージはクリアなはずです。

担当:三池(@mmiike3)

iPad業務活用(2):VPNリモートデスクトップでは無く、オンプレミスとWebSocketで接続した理由

19 12月

前回では、結論を先に書いてしまいましたが、今回は順を追って、我々のプロジェクトがたどった紆余曲折についてレポートさせていただきます。

一部は走り出してからやっと見えてきたものも含めてですが、最終的に決まったプロジェクトの目的を以下に整理します。

<目的>
1)オンプレミスのシステムに変更を加えずに(稼働中システムも止めずに)、タブレット端末の導入をスムーズに行いたい。
現在はSQLserver、IIS、サイボウズ、FAXサーバー、メールサーバー、ファイルサーバー(Active Directory)等で構成されている。
2)お客様先でiPadを使用するため、起動が早く、場所によっては電波状況が良く無いので、オフラインでも使える必要がある。
3)センシティブな情報を含むので、セキュリティのレベルが高くなくてはならない。
4)タブレット端末の導入により、ノートPCも紙の資料も持ち歩かなくて済むようにする。
5)お客様先で、あるいは移動中に引継業務を行う、訪問時の持参資料を減らす事で、会社に戻ってからの業務を半減させる。
6)Officeドキュメントが最悪、閲覧だけでもできる必要がある。
7)会社ドメインのメールの送受信がiPadでできる必要がある。
8)開発予算も開発期間も極端に少ない。

ポストPCとして本格的に会社全体でiPadの導入を検討される企業は、我々と同様の目的をお持ちの企業も多いと思います。
システム関係の方はお気づきだと思いますが、上記の目的には、システム的には相反する要件がいくつかあります。

例えば、
『現状のWebシステムをリプレースしないのであれば、iPadでもブラウザベースのシステムにするほうが開発工数が少なくて済む。一方で、応答速度、オフライン操作を考えるとアプリ開発という選択肢になる。』
(当時はローカルストレージという事から、HTML5の検討もしましたが、(これが後に、思わぬ副産物であるWebSocketにたどり着くのですが)やはり、まだ規格が不安定という事でプロダクツに搭載できる段階では無いとの判断になりました。)
『セキュリティを重視するのであれば、iPadローカルにデータは保持したくない。一方で、オフラインでのデータ閲覧が必須となるとローカルにデータを保持しなければならない』
『メールはiPadで送受信したいが、アーカイブは会社で管理したい』

などなどです。

一言で強引にまとめるとすれば『どこにでもあるセキュリティと利便性のせめぎ合いで、両立なんて無理だよ』と済ませるわけにもいきませんので、一つ一つ地道に解決していくことにしました。

整理すると
1)外からオンプレミスにセキュアに接続できなければならない。
2)Androidはセキュリティ面で(当時は)選択できない。と判断。
3)地方出張もあるため、Wifiモデルでは無く3Gモデルにする。
4)遅い3Gなんだけど、画面の応答速度は早くする必要がある。(1秒程度で画面が更新される必要がある)、この時点でブラウザベースは断念。
5)シンクライアントのようにサーバーだけにデータがあるのでは無く、iPadローカルにデータを一時的にキャッシュする必要がある。
6)あくまで電波状況が悪い時のためのキャッシュであり、ローカルのデータは使用後すみやかに削除する。
7)各iPadの使用状況、アプリのインストール状況のリモートで把握し、リモートロックやリモートワイプ、アップデートもリモートでできる必要がある。

これらの要件から、最終的に次の構成にたどり着きました。(図は前回掲載したものです)
今でも(少なくとも現時点では)全てを満たすには、この一択(しかも奇跡的に見つかった一択)だったのではと思っています。

実現方法として
1)端末はiPadとし、Softbank3Gでも最大の画面応答速度を確保するため、通信は画面レンダリングデータを含めず最低限のデータのみとする。そのためネイティブアプリを開発し、通信はバイナリが扱えるWebSocketとする。
2)オンプレミス(SQLServer等)との接続にはDMZ内に専用サーバ(WebSocketサーバー)を設置し、iPadとはTCP接続する(TCPレベルでコントロールする)
3)認証はワンタイムパスワードと乱数表を組み合わせ、コードは携帯電話にメールする。
4)WebSocketサーバーはiPadからの暗号をストアドに変換、(Ajaxっぽく少しでも早く見せるため)非同期で結果を返す。
5)iPad内のSQLiteにデータを保持するが、しかるべきタイミングで削除する。

Webシステムに慣れた開発者であれば、今更アプリを開発して配布するなんて、昔に戻ったみたいで抵抗がある人も多いと思いますが、MDMを使えば、バージョンアップはユーザが自分でやってくれますので、結局は同じかなとおもいました。

それどころか、昨今の各ブラウザの超短期的なバージョンアップに対応するという余計な工数が発生しないし、通信にかかる余分なオーバーヘッドも無いので、今後は「通信するアプリ」(クラサバに戻ったみたいですが)の需要は高まるのではと、やってみて思いました。

次回は、その他の『会社全体での業務にiPadを本格的に使う』ことのメリットや気をつけておきたい事などを、レポートさせていただきたいと思っています(変更になるかもしれません)

よろしくお願いします。
エフアンドエムネット株式会社 三池みのり(@mmiike3)

会社HP:www.fandmnet.com

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